【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料】 大人210円  小中生100円
20名様以上の団体料金 大人100円 小中生50円

浅川伯教・巧兄弟資料館 (アサカワノリタカ・タクミ キョウダイシリョウカン)
〒408-0002
山梨県北杜市高根町村山北割 3315
   (ホクトシ タカネチョウ ムラヤマキタワリ)
電話:0551ー42ー1447
FAX: 0551ー47ー4784

2009年10月27日火曜日

浅川講座5.「浅川兄弟と八ヶ岳南麓」申し込み受付しています。

11月14日土曜日、高根生涯学習センターの視聴覚室において
小澤龍一氏(「白磁の人」映画制作実行委員会事務局長)
と澤谷滋子(当館学芸員)により
「兄弟が八ヶ岳の風土から得たものは?」と題しまして
お話があります。

山梨県北巨摩郡甲村(現高根町)五町田で誕生した浅川兄弟
八ヶ岳南麓の自然のなかで、祖父四友の慈愛を受けながら
学び成長していきました。

朝鮮の美を愛し、朝鮮の人々を愛した兄弟

故郷から得たものとは ・ ・ ・

資料館から見える八ヶ岳も秋の模様です。
ぜひご参加お待ちしています。

2009年10月18日日曜日

朗読会が開かれました。

10月16日(金)たかね図書館主催の朗読会で、
ななつぼし朗読会の下條順子さんが、
「浅川巧ー日記と書簡」から
「浅川巧 愛と祈りの日々」と題して
朗読してくださいました。


八月の夏の朝の日記からは、
自然をこよなく愛した巧の気持ちを
澄みわたる声で、お読みいただきました。


大正12年の関東大震災のあとの日記から は、
巧の朝鮮の人々の差別に対しての怒りと
弁護したいという朝鮮の人々を思う気持ちが
とても力づよく感じとられました。

また、離れて暮らしていた娘の園絵さんとやっと会えた日記では
巧の父親としての子供への愛情が悲しいぐらいつたわり
涙が滲みでました。


心に響くすばらしい朗読でした。


その後、たくさんの方が
資料館に訪れてくださいました。

ありがとうございました。

2009年10月11日日曜日

浅川兄弟がいた甲府

10月10日(土曜日)秋晴れ、浅川講座4.「浅川兄弟がいた甲府を歩く」
に行って来ました。
まずは、浅川巧の農林学校からの親友であり、妻みつゑさんの弟にあたる
浅川政歳氏のお墓参りをしました。


その後、巧が当時通った初代の山梨県立農林学校の跡地を見学。



二人が池田村(今の甲府市池田)で共同生活をしていたころ、

朝鮮美術の多大な影響を与えた小宮山清三氏。
小宮山家の池田町の家は、建物こそもうありませんが
その広い敷地から、 当時の小宮山氏の、村長・県会議員としての活躍や
多くの人びととの交友のようすが垣間見られます。

清三氏孫の小宮山要氏により屋敷墓の見学もさせていただきました。
















午後からは、小宮山清三と出会い、伯教の妻たか代と出会い、
兄弟と母けいが洗礼を受けた甲府教会の

金明淑牧師に説明をいただきました。




最後に現在の県立農林高等学校で野田光彦先生から、

在学中の巧の通信票など関係資料など見せていただき、解説いただきました 。



浅川兄弟は、共同生活をした甲府で


人と出会い、教会と出会い、

朝鮮美術工芸の素晴らしさと出会い、

木を育てることと出会い、

……朝鮮に渡るきっかけと出会いました。


爽やかな秋空の下、

兄弟のたどった甲府の道をめぐり

とても充実した一日でした。